Q.ギリシャ語で「なじみにくいもの」が語源の元素は?
こんにちは、むっくです。
本日のPeXのクイズはこんな感じでした。
問題
Q.ギリシャ語で「なじみにくいもの」が語源の元素は?
A)鉄
B)キセノン
C)クロム
D)スカンジウム
答え、感想、豆知識など
ギリシャ語で「なじみにくいもの」が語源の元素は?
『キセノン』は原子番号54の元素で、元素記号は「Xe」です。
18族、つまり希ガス元素の一つで、ギリシャ語で「奇妙な」・「なじみにくいもの」を意味する中性単数形の「xenon」が語源となった元素です。
1898年に、後に「空気中の希ガス元素の発見と周期律におけるその位置の決定」という功績によってノーベル化学賞を受賞することになるウィリアム・ラムゼーさんとその共同研究者であるモーリス・トラバースさんによって発見されました。
常温常圧では無色無臭の気体で、空気中にもごく僅かに含まれています。
一般に希ガス元素は反応性がほとんど見られませんが、キセノンは比較的イオン化しやすく、反応性の強いフッ素や酸素と反応して、フッ化物や酸化物を形成します。
他の選択肢について
ちなみに、『鉄』はラテン語で「鉄」を意味する「ferrum」。
『クロム』はギリシャ語で「色」を意味する「chrōma」。
『スカンジウム』はラテン語で「スカンジナビア」を意味する「Scandia」を語源としています。
答え
以上から、このクイズの答えは「B)キセノン」です。
感想
答えを掲載している多くのサイトで『スカンジウム』が答えになっていましたが本当の答えは『キセノン』です、気をつけて下さい(>_<)
結構な頻度で元素の問題は出ますけど、こんなの知っているのは毎日のように周期表を見ている人だけですよね(^_^;)
この問題が苦も無く解けた方は元素マニアと言ってもいいのではないでしょうか(^▽^;)
雑談
『キセノン』は全くなじみのない元素でしたが、最近の研究で医療分野において麻酔能力、鎮痛能力、副作用等の面で、現行の笑気ガスより優れているという報告がされていたり、宇宙衛星等の軌道制御用イオンエンジンの原料として実用化されるなど様々な分野活躍の舞台を広げているようです(^^♪
現在は純粋なキセノンが非常に高価なために一般には普及していませんが、10年後には知らない人が誰もいないくらいの元素になる活躍を期待したいですね(*´ω`*)
キセノン以外にも研究が進んでおらず、まだ日の目を見ていない元素は沢山あると思います(>_<)
そんな元素たちを研究者のみなさんには少しずつでも研究を進めることで、化学の力で多くの人を救い、人類の文化をさらに発展させて欲しいですね(*^-^*)
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