https://mukku555.com/blog-entry-1922.html野球において花形のポジションの「遊撃手」。 この「遊撃手」という名前を付けたのは誰でしょう?
こんにちは、むっくです。
こんなクイズを作ってみました(^^♪
問題
野球において花形のポジションの「遊撃手」。 この「遊撃手」という名前を付けたのは誰でしょう?
A)正岡子規
B)中馬庚
C)正力松太郎
D)鈴鹿栄
答え、感想、豆知識など
正岡子規とは?

『正岡子規』さんは明治時代を代表する文学者の1人で、野球に並々ならぬ情熱を注いでいたと言われています。
日本に初めて野球というスポーツが持ち込まれた頃から熱心に選手としてプレーをしており、やむなく病気によりプレーできなくなるまで続けていたそうです。
プレーをすることができなくなった後も野球に対する情熱は冷めることはなく、自身の幼名である「升(のぼる)」に因んで「野球(のぼーる)」という雅号を用いたり、「バッター」は「打者」、「ランナー」は「走者」、「ストレート」は「直球」、「ショートストップ」は「短遮」などとする翻訳案を創作して提示していました。
また、「九つの人九つの場をしめてベースボールの始まらんとす 」など、野球に関係のある句や歌を多数詠むことで野球の普及に尽力しました。
これらの活動が評価されて正岡子規さんは2004年に野球殿堂入りを果たしています。
中馬庚とは?

『中馬庚』さんは明治時代に野球選手としてプレーし、「野球」や『遊撃手』という言葉を生み出した人物です。
高時代は二塁手として活躍、大学ではコーチ・監督として後輩を指導し、明治草創時代の学生野球の「育ての親」と言われています。
1894年にベースボール部史の執筆のために「Ball in the field」という言葉をもとにベースボールを「野球」と命名しました。
その理由として「ベースボールは野原でする」ので「野球」と説明したそうです。
1897年には日本で最初となる一般向けの野球専門書「野球」を出版しています。
また、「ショート・ストップは戦列で時期を見て待機し、動き回ってあちこちを固める“遊軍”のようだ」と説き、『遊撃手』という名称が広まったと言われています。
これらの功績から中馬庚さんは1970年に野球殿堂入りを果たしています。
正力松太郎とは?

『正力松太郎』さんは数多くの要職を務め、「プロ野球の父」、「テレビ放送の父」、「原子力の父」とも呼ばれる方です。
当時のアマチュア野球しかなかった日本にメジャーリーグを代表するスター選手であるベーブ・ルースさん、ルー・ゲーリッグさんら錚々たる面子が参加した大リーグ選抜チームを招聘し、日米野球を開催しました。
その時の全日本チームを基礎に「大日本東京野球倶楽部」、現在の現読売ジャイアンツを創設し、日本で初めてのプロ野球球団を誕生させました。
長らく読売ジャイアンツのオーナーを務め、一時は職業野球連盟の総裁も務めていました。
これらの功績から正力松太郎さんは1959年に野球殿堂入りを果たしています。
また、1977年にその年に日本プロ野球の発展に大きく貢献した人物を対象として贈られる賞として「正力松太郎賞」が創設されています。
鈴鹿栄とは?

『鈴鹿栄』さんは軟式野球に使われるボールを開発した方です。
野球が持ち込まれた当時は硬球しかなく、ヘルメットの使用も義務付けられていなかったため、安全性が疑問視されていました。
そこで少年野球のチームに所属していた鈴鹿さんは子供たちでも安全にプレーできるボールの開発に没頭します。
ゴム靴の裏の滑り止めからヒントを得て、ゴムボールに靴底を張り付けたボールを試作、その後試行錯誤を重ねに重ね、1918年に少年野球用のボールとして完成品が発売されました。
このボールは従来のボールと区別するため「軟式ボール(軟球)」と命名され、このボールを用いる野球は「軟式野球」と命名されました。
現在、日本では硬式野球のプレーヤーよりも軟式野球のプレーヤーの数の方が多いといわれており、軟式野球のプレーヤーの数は断トツの世界一となっています。
日本のようにそもそもの土地が狭く、様々なしがらみによって硬式野球をできるような環境に恵まれていない国で野球というスポーツがこれだけ愛され発展したのは、どんな環境でも安全に楽しむことのできる軟式球の存在があってこそだと言えます。
これらの功績から鈴鹿栄さんは2003年に野球殿堂入りを果たしています。
答え
以上から、このクイズの答えは「
B)中馬庚」です。
感想
今回の問題はどうでしたかね(?_?)
意外と知らなかった方は多かったのではないでしょうか?
私は残念なことに全く知りませんでした(;´・ω・)
野球好きでこれはちょっと情けなかったです、ずっと正岡子規さんあたりが付けたものだと思っていました・・・。
このように当然のように使われているけれども、その本当の意味や由来を知らないものって世の中に結構あると思うのでそういったものを題材とした問題をこれからも作っていきたいですね(*^_^*)
問題を考え、いろいろと調べることは自分自身にも良い勉強にもなりますし(^_^;)
雑談
現在の日本人の内野手、特に遊撃手は全くと言っていいほどメジャーから誘いがないですし、活躍を期待させてくれるような選手がいませんね(ノД`)・゜・。
巨人の坂本選手を筆頭に、広島の田中選手、ソフトバンクの今宮選手、楽天の茂木選手、西武の源田選手、中日の京田選手など、良い選手は沢山いますがメジャーを目指すとなると厳しいと言わざるを得ないところです・・・。
ここに出てきた選手の全ての良いところを足し合わせても、メジャーの遊撃手は難しいかもしれません(>_<)
それくらいメジャーの遊撃手のレベルは段違いですし、テレビ中継で見ていてもとても同じ人間とは思えないようなプレーを当然のように連発しますからね(^_^;)
あのレベルの選手たちと競うというのは現実的な感じがしないです。
今後日本の内野手がメジャーで活躍するためには、まずは大谷翔平選手クラスのフィジカルの素養を持った選手を若いうちから遊撃手で育てる必要がありそうですね。
日本ではこういう選手は基本的に投手をやっていることが多く(一発勝負の大会がほとんどだから?)、大型の選手に対する偏見からあまり遊撃手をやらせていない感じがするのでそういった意識の改革から始めないといけない気がします。
そういった土壌ができた後にメジャーでも通用する基本をたたき込み、日本独自の良さを持った選手を育て上げる育成プログラムを作り上げることができれば日本人内野手にもメジャーで活躍できるチャンスが生まれると信じています。
今の日本人内野手に対するメジャーの評価は野球が盛んな国・地域の中では底辺に近いでしょう・・・、その下馬評を覆すためにも選手はもちろん、それを育て上げる指導者に特に頑張って欲しいですね!
今の若い世代で個人的に特に期待しているのは大阪桐蔭高校の根尾昂選手です(^^♪
松井稼頭央2世と呼ばれているだけあって惚れ惚れするような身体能力と野性味を持っている選手です(*´▽`*)
身長は決して恵まれていませんが、肩の強さ、身体の軸の安定感、守備における日本人離れした発想と動き・・・、将来メジャーでもやれるのではないかと期待させてくれます(*‘ω‘ *)
こういった選手が活躍すれば、その活躍を見たさらに若い世代がその姿に憧れ、そして目指すことでどんどんレベルアップしてくれると思うので根尾選手のさらなる成長に期待したいです!
まずは春の選抜、秋の悔しさを胸にどれだけ成長した姿を見せてくれるか物凄く期待してます(>_<)
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